こんにちは、占い師あやです。
本日はルノルマンカードの「ハート」のカードについて書きたいと思います。
「ハート」
とても身近なシンボルですよね。
ハートのマークに似通っているものを見てしまうと、思わず写真を撮りたくなることもしばしば。
例えば、最近神社でハートマークがある!と話題になったりもしましたよね。
あれは「猪目」と言って、猪の目をあらわしており、魔除けの意味があるといわれてます。
猪目(いのめ)とは、ハート型であり古来から伝わる日本伝統文様の一つです。約1400年前からお寺や神社などの建築装飾としていたるところに使用されており、災いを除き、福を招く意が込められています。
引用:正寿院 http://shoujuin.boo.jp/?page_id=466
画像上:正寿院 猪目窓 下:明治神宮
現代人の私にとってはハートにしか見えなく、思わずかわいいと言ってしまいますが!
あと、このような自然が作り出した「ハート」も人気ですよね。
これは屋久島のトレッキングで見る事ができる「ウィルソン株」のハートです。
「ハート」として視る角度がなかなか難しく、撮影の難易度が高いらしいですよ!
屋久島自体がパワースポットですし、ご利益ありそうですよね~見たい~
こんな風に、「ハート」は至るところで人を喜ばせてくれるような存在です。
鑑定中も同じく、「ハート」のカードがでてきたときには、喜ぶ人が多々います。
めくった瞬間、みんな顔が「にや」ってするんです。笑
占い師側としても、このカードがでてくると「よしよし」とうなずきたくなります。
ただ、現実的な話。非常に身近でありながらも、この「ハート」の意味となる「愛」は、なかなか表現が難しかったり、本質がつかめなかったりしますよね。
意味としては単純、だけども奥深い世界の「ハート」のカード。
実際の鑑定のときには、どのように読んでいけば良いのか解説していきます。
基本的なルノルマンカードの「ハート」
もう、これは意味を説明するほどでもないのかなと思います。
「愛」ですよね。
愛 愛情 恋愛 好意 情熱 おもいやり
恋愛の相談ででてきたときには嬉しいと思う方が大半です。
仕事でも、このカードがでてくれば「仕事は自分に向いているんだ!天職なんだ!」と感覚的にわかる。
相性で鑑定しているときに、ハートが中心ででると、両想いじゃんー!!!
とか、よく言って調子のってます。(私がw)
下記のような、ハートと花束(ギフト)と鍵(幸運)とかでたらもうテンションめちゃくちゃあがりますね。
遠隔の鑑定の際には色が伝わらないので、ピンクピンクしてるよー!!と言ってました。大体笑われました・・・。
では、意味を深堀していきましょう!
実際の鑑定でよむ ルノルマンカードの「ハート」
実際の対面鑑定において、どのような状態の時にでてくるのでしょうか。
恋愛の相談の時には、
ズバリ「条件のない愛」を表現するときです。
条件とか利害関係とかなく、心から愛情がある状況ででてきやすいです。愛を注いでいる、または受け取っているような状態。
最近、男性の方を占ったときに、何回占ってもハートばかりでてくる方がおりまして、愛情深い方でした。
また、私のお客さまの層は10代から60代とかなり幅が広いのですが、10代~20代の恋愛相談時には「ハート」または「月」がよくでてきます。条件よりも気持ち優先!って感じ。結婚の条件とか考えてないとでてくる。
あと、パートナーと付き合ったばかりのような方にも、このようなカードがでますね。
様子を聞いていると愛情に溢れていて、少し恥ずかしながらもとても幸せそうです。
年齢で分けてみましたが、要は「単純に好きな気持ちが強いとき」にでやすいのです。
「愛情表現したい!」というような強い愛。
結婚願望が強い方、何かしらの条件を相手に求めている方には、頻度的にあまりでてこない傾向にあります。
ただ、「ハート」が出ないからって、愛情がないわけではないんですよ。
少々意外かもしれませんが、夫婦で相性や現在の状況などをみたときに、この「ハート」がでてくることは稀です。
夫婦の状況を見たときには、うまくいっていると「クローバー」や「錨」「家」など、安心感のあるような雰囲気で表現されます。夫婦生活が長く続いている場合は「塔」がでたりもしますね。
※ルノルマンカードの「塔」はタロットと意味が違います。
また、夫婦の相性を見ていて、どちらか片方が、すべてパートナーにゆだねるくらいの方がいらっしゃると、「ハート」がでてきます。カードからもわもわした感じがでてるんですよね。もわもわ。笑
愛し愛されてるなぁって。
湿度が高めな感じ。
このようなポジティブなときは、基本的な意味を素直に読んでいけるのですが、同じ愛情でも、違う状況はありますよね。
実際の鑑定では、こちらを読むテクニックのほうが重要だったりもします。
次の応用編でお話します!
応用的によむ ルノルマンカードの「ハート」
では、事例で説明します。
今回も「秘密のルノルマン・オラクル」を使っていきます!
分かりやすく、恋愛の相談でいきましょう。
女性から、「彼氏が私のことをどう想っているのか気持ちを知りたい」と相談されたとします。
そして、展開されたカードが下記です。
※左から
・鞭(痛手、暴力)
・ハート(愛情)
・ヘビ(嫉妬、束縛)
あなただったら、どのように伝えますか?
カードを見てみると「ハート」はあるものの・・・
両隣のカード「鞭(ムチ)」「蛇」があり、ネガティブな雰囲気が伝わってきますよね。
※蛇のカードについて知りたい方はこちら
こんなカードの配置には「愛の裏返し」って言葉がぴったりかなと。
「ハート」がでてきている以上、彼の気持ちに愛情があることは確かです。
ですが、その愛情の表現が暴力的(鞭)なものだったり、好きだからこそ束縛(蛇)が激しかったりと明らかに表現方法が間違っています。
このような状態でカードがでてきたとき、わりと深刻な悩みになってくる可能性があります。
もしこの女性が彼から暴力を受けていたりしたら、実際そうでも、言いたくなくて隠してしまうかもしれません。ましてや占い師から「あなたDVされてませんか?」なんて、当たってても言うものではないと思います・・・
また、占い師よりな発言になってしまった・・・すいません;
「ハート」からはそれますが、「鞭」の意味として、実際の体罰まではいかなくても、言葉の暴力で傷つけられている場合があります。
経験上、実際は彼の「口の悪さ」くらいのケースが多いかもしれません。
「口」なので、コミュニケーションを意味する「鳥」のカードも一緒にでてくると、さらに意味の確率としては高くなります。
この女性の場合、「彼氏が私のことをどう想っているのか気持ちを知りたい」と相談されていることから、おそらく彼からの愛情に疑問を持っていたのでしょう。
正直、恋愛の鑑定においては、他人には理解できない情のやりとり・・・世界があります。
占いを任されてながらも、当事者ではない私(占い師)が出る幕ではないのです。
だから、鑑定の時は状況を知りたいので世界に入りこみつつも、うっっっすら線を引いて、お互いが健康的に恋愛を楽しめるよう、サポート側としてアドバイスをしていく距離感がベストです。
「ハート」のカードは、単体としてはシンプルにポジティブなカードですが、複数カードを使うことにより、良くも悪くも人間味のある複雑な背景を併せ持っています。
「愛」と読むと同時に、「情」について向き合っていく必要がありますよね。
すべてが「愛」で片付けられたら、そんな簡単なことはないです。
恋人も家族も友人も・・・本人に関わってくる人間すべてにおいて、大なり小なりの「情」があります。
占いで少しでも、複雑になっているもやもやしたものをほどければいいですよね!
本日は「ハート」のカードをご紹介しました!
では、また!
今回の記事で活用したカードはこちら