こんにちは、あやです。
本日はルノルマンカードの「蛇(ヘビ)」のカードについて書きたいと思います。
みなさんは、「蛇」に対して、どのような印象を持ちますか?
占い師の方であれば、タロットカードの大アルカナ「ラバーズ」に描かれている、リンゴを食べるようそそのかしたヘビを思い浮かべる方も多いかもしれません。
また、神社が好きな人は、蛇=金運上昇中!?と想像するかもしれませんね。
鑑定中、ヘビのカードがでてきたときに、お客さまで喜んでいた方がいました。
実際私の地元には、蛇松明神(じゃまつみょうじん)を祀っている神社があり、参拝には卵を持参するんですよ!卵たくさん!笑
蛇松明神の説明として、下記がかいてありました。
蛇は巳の神として白山神社の神使いでもあり、霊力に富み霊聖なるものとして神霊と大変関係深いのであります
引用: http://www.niigatahakusanjinja.or.jp/yuisho/index.html
脱皮した皮を財布にいれるとお金が入ってくる・・・なんていういわれもあったりしますよね。
また、書籍を読んでみても、実はその分いろいろな「蛇」がでてくるんですよ。
たとえば、
脱皮をくりかえす存在であることから「生まれ変わり」を意味する。
引用:「鏡リュウジの魔法の教科書」
ユダヤ教とキリスト教の伝統において、ヘビは秩序を乱し、世の中の罪をもたらすと言われていますが、他の伝統では地の女神、繁殖力、性的なエネルギーと関係があるといわれています。
引用:「心の平和を取り戻す スピリット・アニマルの見つけ方」
このように、ヘビって、様々な背景の中で吉兆混合されており、カードの読み方として結構難しいのではないかと思います。
ここでは、基本の意味を説明したあと、実際の鑑定ではどのような状況で出現するのかおはなしします。この2点をおさえた後、応用的な、少し深堀した読み方をご紹介しますね。
ではみていきましょう!
基本的なルノルマンカードの「蛇(ヘビ)」
ルノルマンカードの解説書や本には、以下のようなキーワードで解説されています。
女性 嫉妬 敵 ライバル 誘惑 偽り
こう見てみると、先ほど例にあげた、タロットカードの蛇のイメージが近いです。
ネガティブな雰囲気。「女性」も、他のキーワードから、わりと影のある女性の雰囲気ですね。
基本的な意味については、わりと覚えやすいかなと思います。
実際の鑑定でよむルノルマンカードの「蛇(ヘビ)」
では、実際の対面鑑定ではどのようなときに出現しやすいのでしょうか。
もうこれはとても分かりやすいです。
ずばり、恋愛系。
基本的な意味とあまりかわらないですが、不倫や、すでにパートナーがいる方を好きになってしまった場合などの相談では、「蛇」を「登場人物」の一人として読むことが多いです。
なので言葉を修飾するような読み方ではなく、一人の人が出現しているような状態になります。
その解釈としては「第三者の女性」と読めるので、三角関係(またはそれ以上)の状態を意味しています。
※ちなみに蛇のカードではないですが、男性側も同じような場合がありますよ。それはまた他で説明します。
不倫は特に相談しにくい内容なので、隠されたまま鑑定を行うときもあるのですが、蛇がでてきたときには、「誰かいるな」と感じ取れます。(後々、実は・・・と切り出されることが多々。)
恋愛系でこのカードがでてきたとき、その第三者の女性の意志がかなり強かったりします。それだけ存在感が強いから、カードにでてきているわけです。
逆に第三者がいる状態を事前に認識していても「蛇」が出てこなかった場合、結婚はしているが気持ちがなく既に破綻状態とも読めたりします。
実際に、スプレッドを用意しました。
今回も「鏡リュウジの秘密のルノルマン・オラクル」を使っていきます!
女性から「すでに既婚者の男性を好きになってしまって、離婚してほしい」なんて相談がきたときに、このような配置になったら、どう解釈しますか?
カードの淑女(相談者)と紳士(既婚者の男性)の間に「蛇」(男性の現在の配偶者)のカードが中央にいますよね?
二人の間に「蛇」が入り込んでいるので、現段階だと離婚はなかなか難しいと読むことができます。
また、恋愛だけではなく、仕事の人間関係で鑑定したときに「蛇」がでてくると、誰かに妬まれていることが多々あります。悪口を言われてたりすることもありますが、さらに解決方法をカードにきいていけますので、そこまでフォローしていけばネガティブにはならないでしょう。
・・・あれ。
ちょっと気づくことがありませんか?
応用的に読むルノルマンカードの「蛇(ヘビ)」
確かに「蛇」はネガティブカードに属すると思いますが、鑑定を実際行っていると、この「蛇」のカードが結果的にネガティブにつながるケースは少ないです。
今例として出した(実際あった鑑定ですが)恋愛や仕事について考えてみてください。
鑑定結果:不倫を占ったとき「第三者」として、男性の奥様が蛇がでてくる。
考察:当たり前のことですよね。不倫してるから・・・。(当たり前にでてくるカードもすごいけど。笑)その上で、ふたりが今後どう動くか占っていくべき。
鑑定結果:仕事の人間関係を占ったとき「妬まれて悪口を言われてること」について蛇がでてくる。
考察:妬みは、能力を羨ましがられたりする、気になられていることから発生します。周囲より能力が高いから嫉妬されているなども考えられます。その上で職場環境をどうやって整えていくべきか、解決方法を占っていく。
もちろんこの考察は、他に隣り合ったカードもみていくことになったり、この次カードを展開していくことで結果ネガティブな方向になることもあるかもしれませんが、
それでも「蛇=ネガティブ」と定義付けてしまうのは、簡単すぎるような気がしてしまうのです。
何か良い説明方法がないか探していたところ、ちょうどこの記事を書く前、今の自分の状態を3枚で引いてみた時に「蛇」がでてきました。笑「うわ、でた蛇!」と思って補足のカードも2枚引き、良い例になったので事例としてご紹介しますね。
展開されたカード ※左から
・魚(利益)
・指輪(縁)
・蛇(ここでは怠惰とよみました)
意味としては「せっかくいいご縁なのに、怠惰!」
展開されたカード ※左から
・魚(利益)
・指輪(縁)
・蛇(怠惰)
→追加でひいたカード:道(分かれ道、選択肢)、ハート(好意)
「怠惰」な今を解決するには?→悩んでないで好きなように気持ちの向くままやれ!
と解決した次第で、ルノルマンに叱咤されました。笑
うーん、やっぱりこの読み方通り「蛇がでても、ネガティブな結果につながるカードではない」と思う。
「怠惰」=「ネガティブ」をあらわしているけど、だからと言って私の今後がネガティブな結果になるわけではない。
これって、世の中でネガティブだと認識されていることには、裏付けされている幸運や縁があるんじゃないかと思わせてくれる、なんとも深い1枚な気がします。
ネガティブなままで終わらせるか、ネガティブの先まで読むかは、占い手によるのではないかと。
蛇がでて「悪口言われてますね」で終わったらそれは現実を突きつけるだけで、占いが全然生かされない感じがする。
きっとこれは「ネズミ」や「山」など、ネガティブな意味合いを持つカードを扱うときには同じようなことが言えるのでしょうね・・・。
検証しながらの記事になってしまいました(^^;)すみません。
きっとこれからも何か発見がありそうな「ヘビ」のカード。
この記事を読んでいる方で、他に何か文献などご存知の方おりましたら教えてください^^
では、また!
今回の記事で活用した書籍は下記となります。様々な本を組み合わせて読み解いていくとおもしろいですよ!